カメラ初心者必見!大迫力の滝や波しぶきを撮影する方法

シャッタースピード1/500秒で撮影

【高速シャッターで迫力ある写真を撮影する】

前回、低速シャッターで滑らかな水の流れを表現する手法を説明しましたが、今回は逆に高速シャッターで流れを止め躍動感を表現する手法を説明します。

低速シャッターを使って、良い意味で被写体をブラし、流れや飛沫の動きを糸状や雲のように表現にすることを活用することも多いと思いますが、

逆に高速シャッターで飛沫の1粒1粒までを止めた、一瞬を切り取った写真もダイナミックな感じで面白みがあります。

【使用する撮影モード】

「S」がシャッタースピード優先モード

撮影モードはシャッタースピード優先モードマニュアルモードに設定して撮影するのが使い易いです。

多くの一眼レフの場合はシャッタースピード優先モードにて撮影後、背面液晶モニターでの確認という手順になりますが、

ライブビュー機能のあるファインダーを持つミラーレス等のカメラの場合は、マニュアルモードがお勧めになります。

撮影者が意識して高速なシャッタースピードを決め、それに見合った明るさの絞りをリアルに映像を見ながら撮影前に決定できますので、楽ちんです。

【波しぶきの躍動感】

1/1000秒にて撮影

思い切って、シャッタースピードを高速(1/250秒~1/1000秒等)にすると、一瞬を切り取ることになり、岩や堤防に打ち寄せて爆発したかのように飛び散る波しぶきを豪快に写すことが可能です。

波しぶきの強さや大きさはほとんど予測不可能なため、とにかく枚数を撮影して、あとで選ぶようにします。

また、穏やかな日に荒波が打ち寄せるといった海岸はあまりありませんね。よって、必然的に天候の変化の前後を狙うことになると思いますので、刻々と変化する撮影環境には充分に注意しましょう!

【瀑布の力強さ】

1/400秒にて撮影

場所や時期によって水量の多い滝を撮影できます。いわゆる「大瀑布」は高速シャッターでの撮影が効果的な場合が多いです。

高速シャッターで水の動きが止まって、水量の多さや躍動感・力強さを演出し、水の表情としてまた違った大迫力の姿が見えてきます。

波しぶきの時と同じように、シャッタースピードを高速(1/250秒~1/1000秒等)にして撮影します。

全体を写すより、一部をアップで切り取っての水の表情を生かす方が迫力が出ると思いますので、これもいろんな所をたくさん撮影し、あとで選ぶようにしましょう。

あなたもこれらの手順とポイントを押さえて、一瞬の水の表情を写真に収めて見ましょう。

是非チャレンジしてみてください!