カメラ初心者必見!奥行き感のある雄大な風景を撮るには

【レンズや構図を工夫して遠近感を出そう】

風景を撮った時に、「なんかベタッとして遠近感がないなぁ~」と
思った事はありませんか?

奥行き感というか、雄大さというか、広がりがあまり感じられない写真になってしまい、目の前の景色の大きさが写真に再現できない!

って事はよくありますよね!

写真に見たままを再現するのって、実は結構大変だったりするのですが、

「うゎーっ!」

というワクワクというか感動は、やはり写真に写し取りたいですよね!

今回は、奥行き感を表現する方法をお伝えします。

【広角レンズ】

広々とした景色を撮影するには、画角が広く被写界深度(※1)が深い
広角レンズを使用するのが良いです。

サンプル写真では、焦点距離14mm-72mm(35mmフルサイズ換算24mm-120mm)のズームレンズを使用し、焦点距離14mmで最も広い画角を使用し、絞りをF11まで絞り込んで撮影することで、手前の雲から遠景の富士山までをパンフォーカス(※2)で写し、ダイナミックな雲から遠くの富士山のディテールまでをはっきりさせ、奥行きのある写真にしています。

【構図と配置】

また、更に構図と被写体(雲・富士山)の配置を工夫することで、より奥行き感を強調し広がりのあるダイナミックな印象へと仕上げています。

富士山という圧倒的な存在感の山を目線の「最終到達点」として置き、そこへ向かってダイナミックに向かっていく雲の「動き」を配置することで、雄大さを強調しています。

【パースぺクティブ(遠近感)効果】

広角レンズの画面は、四隅が引っ張られるように大きく写るため、これを引き出すように雲を左上から画面の中心を通り、右下の富士山まで引き延ばすように大きく写しこむ事で、広がりを生むことに成功しています。

【ストーリー性】

補足ですが、このサンプル写真の明るさを変化させることで、写真の印象を変えることができます。

やや暗めに撮影することで、写真の明暗をはっきりさせ、
これから天気が急変するかのような今後の展開を予想させるストーリー性を
持たせる表現をすることが可能です。

広角レンズでのパンフォーカス、被写体の配置とパースペクティブ効果、
こういった事を意識することで、あなたの写真は激変することでしょう!

是非あなたもやってみてください!

※1・・・被写界深度についてのブログはこちら
※2・・・パンフォーカスについてのブログはこちら