カメラ初心者でもよく分かる!撮影モードって何だろう?

【撮影モードを理解しよう】

一眼レフやミラーレス機を購入し、

「さあ!撮るぞ!」

っと意気込んだ時に最初にぶつかる壁は、いろんなボタンやダイヤル、
メニュー項目の多さではないでしょうか?

技術の進化によりカメラの機能は向上し、それに伴い様々な設定が増えているんですね。

今回は、何はともあれ「撮影モード」について説明します。

【撮影モード(M、S、A、P)とは】

まずは代表的な撮影モードについて説明します。

●AUTO:全自動モード
カメラがすべての設定をしてくれるモードで、撮影者は被写体(撮りたい物)へカメラを向けて
シャッターを押すだけで “ある程度” 綺麗な写真が撮影できる。

●M:マニュアル露出モード
カメラ任せにせず、絞り値とシャッタースピードを撮影者が任意に決めて撮影。

●S:シャッター優先AEモード
シャッタースピードを撮影者決めて撮影。それに見合う絞り値はカメラ側で自走設定される。

●A:絞り優先AEモード
絞り値を決めて撮影。それに見合うシャッタースピードはカメラ側で自走設定される。
ちなみに、AEとは、自動露出(Automatic Exposure)のこと。

●P:プログラムAEモード
カメラが自動で絞り値とシャッタースピードを決めて撮影。
ISO感度やホワイトバランス等は調整可能な準オート撮影のこと。

●SCN:シーン別モード
カメラ側にあらかじめ設定されている色んな撮影シーンに最適な絞り値やシャッター
スピード、ホワイトバランス等の組み合わせ。夜景、風景、人物、逆光、近接、
動態等のシーンを撮影者が選んで撮影。

【初心者がまずは撮影するために選ぶ撮影モードは?】

初心者ならまずは「AUTO」モードか「P」(プログラムAE)モードを選択して撮影して
みましょう。一眼レフの画質を体感してみたいけど、買ったばかりでよくわからない方に
お勧めのモードです。

【プロの使用頻度が高い撮影モードとは?】

プロはこう撮りたいと言う撮影の意図に合わせて任意の露出制御を行うため、
「Aモード」や「Mモード」を多用するようです。

例えば、風景写真では絞りをF11以上に絞り込んでパンフォーカスにしたり、花などに
接近して絞り開放付近で背景をボカしたりするために、必然的に「絞り」を中心に考えた
露出決定が多いため、「Aモード」を選択することが多いのです。

また、人物撮影も同じく人物を浮き上がらせて、絞り開放付近で背景をボカすことが多い
ため、必然的に「絞り」を中心に考えた露出決定が多くなり、「Aモード」を選択することが
多いのです。

ただし、風景撮影でも長時間露光が必要な夜景撮影や花火撮影、逆光時に意図した露出を
固定したい等の時には「Mモード」を使用します。

ちなみに、筆者は銀塩カメラ(フィルムカメラ)時代からほぼ

「Mモード」

一筋で撮影してきました。

銀塩カメラ時代は、意図した露出になっているかどうかは現像してみないと分からなかった
ので、ファインダーを覗いて、マニュアル露出+輝度バーメーターを見ながら画面各所の
スポット測光値を確認することで、どのような明るさとボケ味に写真が仕上がるかを予想
して撮影していました。

このやり方では、露出が難しいポジフィルムでも、ほぼ意図した感じの写真に撮れて
いましたよ。

まずは、全自動モードでも全然OKなので、どんどん撮影してみて一眼レフやミラーレス機
の画質の違いに驚嘆してください。コンパクトデジカメや携帯カメラでは及ばない立体感や
解像感を楽しんでみて、

徐々に色んなモードでの撮影でもチャレンジしてください!