カメラ初心者必見!背景の大きくボケた写真を撮る4つのポイント

【ポイントを理解して被写体を浮き上がらせよう!】

「背景が溶けるように綺麗にボケた写真ってどうやって撮るの?」

写真を始めると、誰だって背景を綺麗にボカした写真を、
私も撮ってみたいって思いますよね!ポートレートや花の近接撮影で
被写体が浮き上がって、とっても魅力的ですからね。

でも実際に撮影すると、

「あれ?なんか思ったより背景がボケないなぁ。」って経験ありませんか?

今回は、どんな一眼レフやミラーレス機でも、どんなレンズでも
背景をボカすための4つのポイントを説明したいと思います。

【背景をボカす撮影4つのポイント】

まずは以下の図を見てください。背景を綺麗にボカすポイントは基本的にこれだけなんです!

知ってしまえば「へぇ~、なるほど。」だと思いますので、
あとは実際に撮影して見るのみですよ!


それではそれぞれのポイントを解説します。

【① 絞りを開ける】

「絞りを開ける」とは絞り値を小さくするという意味で、あなたが持っているレンズの出来るだけ最小値で撮影するということです。

各社レンズによって表記は若干異なりますが、
[15-45mm F3.5-F6.3]とか[24-85mm 1:3.5-4.5]とか[85mm F1.4]
などと表示されています。

絞りのポイントに関しては、このF値(絞り値)が小さいほど大きくボケます。

よって、ズームレンズより単焦点レンズの方がボケ方は大きいということになりますが、まずはあなたが持っているレンズでの最小値に設定して撮影することを心がけましょう。

撮影モードは、撮影者が絞りを設定すれば、他の設定はカメラが自動でやってくれる[Avモード](絞り優先モード)が撮りやすいと思いますよ。

【② 焦点距離を長くする】

出来るだけ望遠で撮影しましょう。

ズームレンズなら最も望遠側で、単焦点レンズなら出来るだけ焦点距離の長いレンズを選ぶという意味です。14mmより85mmや120mmのレンズの方が背景がボケやすいです。

【③ 被写体に近づく】

カメラやレンズの性能が許す限り被写体に近づきましょう。

「性能が許す限り」とは、カメラやレンズの最短撮影距離ギリギリまでという意味です。被写体に近いほど背景がボケやすくなります。

レンズを見ると距離表記の最も短いところが最短撮影距離になります。

厳密には、カメラ内の撮像素子から被写体までの距離なので、レンズの先端から被写体までの距離とは違いますが、わざわざ毎回測る人もいないでしょうから(笑)、分かりやすく言うと、AFの焦点が合ったところでカメラが「ピピッ」とお知らせしてくれますが、焦点が合わなくなるギリギリ手前のところが、最短撮影距離になります。

人物を撮影する際は、そんなに近づいて撮影するのは不可能ですので、1.5m~2mぐらいでの撮影になると思います。その際は、他のポイントである[焦点距離を長くする]で対応しましょう!

花の近接撮影(マクロ)などなら、ギリギリまで寄ってみましょう。

【④ 背景を離す】

被写体の後ろの背景が遠くにあるほど、背景は綺麗にボケます。

よって室内より屋外の方が背景を遠くに設定しやすいので、屋外の方が背景をボカしやすいですね。

また、撮影者が被写体の周りを積極的に動いて、画面の中の背景が遠くになるように調整しましょう。

これら4つのポイントを知ってしまったあなたは、

背景を溶けるように綺麗にボカし、
主題の被写体を綺麗に浮き上がらせて、

魅力的な写真を撮影することが出来るようになりましたので、

あとはカメラを持って実際にやってみるだけですね!

是非チャレンジしてみてください!